石川県
令和6年能登半島地震アーカイブ 震災の記憶 復興の記録

初動対応と検証

INITIAL RESPONSE AND VERIFICATION
第2章『生活を守る 命をつなぐ』
避難所の設置・運営

避難所外被災者の見守り・健康管理

取組事項

発災後

  • 健康支援等の実施
    • 県・市町・他自治体応援職員・県内外の応援派遣の保健師等チーム・NPO等と連携し活動
    • 避難所に加え、在宅者等へ個別訪問
    • 高齢者等の生活不活発病や要介護化を予防するためのリハビリテーション支援
      (JRAT撤退後、県による復興リハビリテーション支援事業)
  • こころのケア(保育所等への巡回支援)
    • 保育施設等に専門職(精神保健福祉士等)が巡回し、保育士等を支援するとともに、子どものこころをケア
  • 被災者情報の把握・支援
    • 国補助事業の活用(被災高齢者等把握事業(2/1~)
    • 保健師・管理栄養士等の個別訪問による状態把握・支援
    • 広域被災者データベースの整備・活用
  • 継続的な見守り活動の実施(3/1~)
    • 県・市町・社協・災害支援のNPO等と連携
    • 被災者宅を戸別訪問し、声掛けや相談支援、支援機関へのつなぎを実施
  • 県庁内・関係機関との調整
    • 県・市町・他自治体応援職員・災害支援のNPO等との連携
    • 関係者間で災害ケースマネジメントの考え方を共有

平時における取組

  • (地域防災計画)
    • 健康管理活動マニュアルに基づき体制整備
    • 国への従事者派遣要請に向けた体制構築
  • (訓練)
    • 未実施

課題

  • 平時における準備・想定不足
    • 実施体制が未整備
  • 被災者情報の把握・共有
    • 介護情報の把握が困難
    • 避難元市町が広域避難者の居所確認等に苦慮
  • マンパワー不足
    • 市町地域支え合いセンターの相談員が不足(不安定な雇用体系に加え、被災者支援のスキルがある人材がいない)
  • 支援団体等との連携
    • 市町や専門職団体との円滑な連携・情報共有
    • 県・市町・他自治体応援職員・社協・災害支援のNPO等との更なる連携が必要

改善の方向性

  • 保健医療福祉調整本部マニュアルの整備短期
    • フェーズ別の対応事項整理
    • 実施体制に関するマニュアル整備
  • デジタル・新技術の活用短期
    • 市町が行う避難者名簿作成への支援
    • 被災者情報(広域避難者の居所等)を共有する仕組みの活用による市町被災者台帳アップデート
    • アウトリーチや被災者自らの情報発信による避難所外被災者の状況の把握(県・市町)
    • 健康や介護情報のデータ項目を標準化し、関係者間で情報を共有する仕組みの構築
    • 個人情報の取扱い、共有範囲の明確化
  • 県職員への研修等短期
    • 見守り業務や災害ケースマネジメントに関する理解促進
  • 市町・地域支え合いセンターへの支援短期
    • 見守り体制・運営及び人材確保のノウハウに関する研修、情報共有
  • 市町・関係機関との連携強化短期
    • 平時からの連携体制構築
  • 災害関連死防止に向けた取組短期
    • 災害関連死防止に向け、国等と連携した分析の実施
    • 国による他県との比較や専門的見地等からの分析、健康対策等への反映を要望
凡例
改善の方向性欄 「短期令和7~9年度対応/中長期令和10年度以降対応」