石川県
令和6年能登半島地震アーカイブ 震災の記憶 復興の記録

初動対応と検証

INITIAL RESPONSE AND VERIFICATION
第2章『生活を守る 命をつなぐ』
避難所の設置・運営

避難所における健康管理

取組事項

発災後

  • 保健医療福祉調整本部設置(1/4~)
    • 被災地の保健医療福祉ニーズの把握
    • 保健医療福祉活動方針の決定
    • 被災地保健所、関係団体との情報共有・調整
    • DHEATによる助言・本部運営支援(1/4~)
  • 避難所環境改善・物資支援
    • 避難所状況把握システム(D24H)の活用
    • 感染症対策資機材等配布(消毒、空調設備、段ボールベッド等))(1/4~)
    • JDATによる、応急歯科診療、口腔衛生管理に関する助言等
    • 日本栄養士会(JDA-DAT)等による避難所の食事改善の助言
  • 健康支援の実施
    • 県・市町・他自治体応援職員・県内外の応援派遣の保健師等チーム・NPO等と連携し活動
    • 避難所に加え、仮設住宅、在宅者へ個別訪問
    • 高齢者等の生活不活発病や要介護を予防するためのリハビリテーション支援(JRAT)

平時における取組

  • (地域防災計画)
    • 健康管理活動マニュアルに基づき活動
    • 厚生労働省等へ従事者派遣要請
    • 基本的に市町にて健康管理を実施
  • (訓練)
    • 未実施

課題

  • 平時における準備・想定不足
    • 保健医療福祉調整本部の運営想定不足
    • 本部調整人材の不足(DHEAT相当)
  • 避難者情報の把握・共有
    • 紙ベースでの入所者管理
    • 個人情報の取扱い
    • 同情報の複数回聞き取り
    • 介護情報の把握が困難
  • 支援団体等との連携
    • 県・市町・他自治体応援職員・社協・災害支援のNPO等との更なる連携が必要
    • 避難所集約、運営業務委託等も含め、支援者の派遣終期を見据えた検討
    • 支援団体撤退後の引継ぎ支援のあり方

改善の方向性

  • 保健医療福祉調整本部のマニュアル整備短期
    • フェーズ別の対応事項整理
    • 司令塔機能の更なる強化の検討
    • DHEAT、災害医療コーディネーター、災害薬事コーディネーター人材の養成、本部立ち上げ訓練の実施
    • 関係部・班が多岐にわたるため、担当者を明確化
  • 避難所等での備蓄等資機材整備【市町】
    • 衛星携帯の配備、消毒薬等の備蓄等の検討
  • デジタル・新技術の活用短期
    • 市町が行う避難者名簿作成への支援
    • 把握した情報の共有のあり方検討【市町】
    • 運営スタッフの出勤状況等管理
    • 健康や介護情報のデータ項目を標準化し、関係者間で共有する仕組みの構築
    • 個人情報の取り扱い、共有範囲の明確化
  • 職員動員計画策定等による応援短期
    • 平時における動員予定者の編成
    • 人的支援受入れチームと連携した応援職員の活用
  • 県職員への研修等短期
    • 初動対応、応援用務の理解促進
    • 本部調整を担う人材の育成
  • 県支援団体等との連携強化短期
  • 災害関連死防止に向けた取組短期
    • 災害関連死防止に向け、国等と連携した分析の実施
    • 国による他県との比較や専門的見地等からの分析、健康対策等への反映を要望
凡例
改善の方向性欄 「短期令和7~9年度対応/中長期令和10年度以降対応」