初動対応と検証
INITIAL RESPONSE AND VERIFICATION
第1章『命を守る』
避難所の設置・運営、避難・移動支援
孤立集落対策
取組事項
発災後
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孤立状況の把握
- 市町から電話等による確認
- 自衛隊・消防等による地上からの確認、物資輸送に合わせた衛星携帯電話の配布
- 携帯通信事業者からのデータによる確認
→最大24地区、3,345人が孤立(1/8)
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孤立集落への物資輸送
- ヘリ等による空中投下
- 自衛隊・消防による地上からの物資輸送
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土木部等と連係した道路啓開
- 優先順位を整理し、道路啓開を実施
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孤立集落からの救助・避難
- ヘリ等による救助
- 2次避難所(ホテル・旅館、広域避難所への輸送(1/4~)
※地区コミュニティ維持のため、広域避難所への集落の“まるごと避難”実施好事例
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孤立解消後(1/19)も要支援集落として継続支援好事例
- 広域避難後、やむを得ない理由等により集落に残った方に対し、道路啓開までの間、市町により物資支援等の必要な支援を実施
平時における取組
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- 避難所等への備蓄物資等配備
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(孤立集落の定義)
- 道路構造物の損傷、土砂堆積等により、道路及び海上交通による外部からのアクセスが途絶、人の移動や物資の流通が困難または不可能となる状態
課題
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孤立集落が発生する想定が不足
- 孤立が見込まれる集落、避難先、避難方法が未想定
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孤立状況の迅速な把握
- 通信途絶、道路寸断により市町経由の状況把握が困難(孤立状況、人数等)
- 衛星携帯電話配布後に連絡するも、地域住民等が衛星携帯電話に不慣れで、依然として状況把握が困難
- 実動機関による救助済情報が共有できておらず、現地を確認し、初めて避難済みを把握
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孤立集落への確実な物資輸送
- 指定避難所のない孤立集落では食料等を各自で持ち寄り対応
- ヘリ、マンパワーに限りがあり、市町物資拠点からの迅速かつ継続的な輸送に苦慮
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道路啓開後の継続的な支援
- 孤立した地域における、長期的なライフラインの途絶
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2次避難に向けた調整
- ホテル・旅館、市町避難所への2次避難を別チームが対応しており情報共有不足
- 避難者情報の早期共有(氏名、年齢、健康状態、ペット有無等)
改善の方向性
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孤立集落可能性調査の実施短期
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孤立集落対策マニュアルの整備短期
- 孤立見込みを踏まえた対応方針等の整理
- ホテル・旅館、市町避難所の使い分けなどの考え方、担当部局・班の整理
- 孤立解消のため、陸上からのアクセスのみではなく、海や空からのアクセスポイントの把握と関係者間での情報共有
- 自衛隊・消防等と連携した情報収集・共有
- 避難経路の多重化の検討中長期
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孤立が見込まれる集落における通信機材の配備、物資の備蓄【市町】
- 衛星携帯電話の配備、物資備蓄
- 衛星通信機材の設置・使用訓練
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物資輸送時のドローンの活用検討短期
- 防災訓練などでの活用事例の周知
- 平時から関係団体との連携体制を構築
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デジタル・新技術の活用短期
- 総合防災情報システムの機能強化
- 市町が行う避難者名簿作成への支援
- 被災者情報(広域避難者の居所等)を共有する仕組みの活用による市町被災者台帳のアップデート
- 住民の安否確認のため、携帯電話や電気の使用状況のデータを活用
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孤立防止に向けた取組中長期
- デジタル技術等の新技術活用への支援(強靭かつ安定的な通信インフラ整備支援、孤立集落単位での生活維持に向けた取組への支援)
- 半島地域における、災害時に強いインフラ整備等の財政支援の拡充
凡例
改善の方向性欄 「短期令和7~9年度対応/中長期令和10年度以降対応」

